石垣島最北端にある絶景スポット平久保崎

離島・石垣島はこんなところ

石垣島は、沖縄県内で沖縄本島・西表島に次いで3番目の広さがある、八重山諸島の島の一つです。
沖縄本島の那覇市から、410km離れているのに対して、約270kmと台湾とはかなり近い距離にあります。
石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡かからは、日本最古と見られる旧石器時代、約2万7千年前の人骨が見つかったことは、当時の大きなニュースとして紹介されました。

歴史のある島として、名所や史跡・重要文化財なども多く、様々な天然記念物があることでも知られています。
そんな魅力いっぱいの石垣島の中で、この石垣島の最北端にある絶景スポット、平久保崎の魅力をご紹介していきます。

アクセス

石垣島は、航路では八重山列島各島への定期旅客航路が、定期的に運行されています。
本島から、石垣島へと渡るには、空路ということになりますが、2013年に開港した新石垣空港を利用することになります。
新石垣空港には、主要な都市空港から発着する国内線のほか、チャイナエアラインと香港エクスプレス空港が現在運航中です。

平久保崎は、石垣島の最北端にあたる為、石垣市街地から車で1時間以上、新石垣空港からは車で50分程度かかる距離にあります。
また、石垣市に本社を置く東運輸が、定期路線バスを運行しています。
平久保崎を訪れる場合、レンタカーを借りて、道沿いに近い観光巡りをしながら行くというのも一つの方法です。

平久保崎の絶景スポット

平久保崎周辺は、西表石垣国立公園に指定されており、平久保崎灯台のの完成に伴い、道路が整備されたことから、石垣島最北端の絶景地として観光スポットになりました。
広い地平線を眺めることができ、青い海原に夕暮れ時が最高潮で、わざわざ日の沈む瞬間を写真に収める為、時間を見計らって来訪する人もいます。

北側には、大地離島という無人の小島が存在し、ベニアジサシ・エリグロアジサシ等の海鳥の繁殖地となっています。
また、期間限定なのですが、6月から9月にかけて、サガリバナ群落を見ることができます。
この平久保半島には、2カ所で約4万本以上もの自生のサガリバナが見られ、夜に咲き朝には枯れるはかない瞬間をぜひご覧ください。

平久保崎

平久保崎といえば、外すことができないのが、平久保崎灯台の存在です。
平久保崎灯台は、1965年沖縄返還前に平久保遠見台として建てられたものです。
もともとこの地は、遠見番所として琉球の時代から、のろしを使って連絡を取り合っていたもので、現在では宮古諸島及び八重山諸島の島々に点在する遠見番所群として、史跡認定を受けています。

平久保崎は、半島の大半が西表石垣国立公園ということもあり、周辺には観光スポットが点在しています。
平久保のヤエヤマシタンは、国内ではここに自生する三本の木のみとされ、樹齢は推定200年以上で国の天然記念物に指定されています。
また、津波石として、天然記念物に指定されている安良大かねもあります。