石垣島で最長のマングローブ川「宮良川」

宮良川へのアクセス

石垣島や西表島、沖縄島、宮古島などは、マングローブの生育地域として有名です。
マングローブというのは川の沿岸に生えている塩生植物一般を表す言葉で、ヒルギ科の植物などがメインとなっています。
川の中でも、海水と淡水が混じり合う「汽水域」に生えるのがマングローブの特徴で、石垣島にも数か所にマングローブ川を見ることができます。
その中でも石垣島で最長のマングローブ川を誇るのが、宮良川(みやらがわ)です。

宮良川は新石垣空港と市街地の間に位置していて、新石垣空港からアクセスする場合には車で約10分(約7.6km)、市街地からなら車で約15分で到着します。
路線バスを利用しても、空港から15分前後で到着することのできる、アクセスに最適なロケーションとなっています。
路線バスの白保線に乗り、「宮良橋」で下車します。
バスターミナルから宮良橋までの所要時間は、約25分です。

宮良川周辺の絶景ポイント

宮良川のマングローブ林は天然記念物にも指定されている貴重なもので、石垣島では最大規模となっています。
宮良川の河口から上流の両岸1,500mに渡って広がっているマングローブ林の面積は225haですから、東京ドームの約48個分に相当します。

メヒルギやオヒルギ、ヤエヤマヒルギなどを中心としたヒルギの大群落の他に、ハマナツメやカカツガユ、ヒメガメ、オキナワシャリンバイ、サルカケミカン、アダンの木なども鑑賞できます。
宮良川のマングローブ林をとことんまで楽しむためには、カヌーツアーに参加するのが一番です。

おすすめの宮良川カヌーツアー

宮良川をカヌーに乗って鑑賞するツアーはいくつかあります。
代表的なものとしては、参加費用は大人(中学生以上)7,900円、小人(中学生未満)6,900円、幼児(小学生未満)5,900円となっており、所要時間は約2時間半です。
年間を通して開催されており、ツアーは一日4回、6:00/9:00/13:30/17:00が出発時間となっています。
水難救助員の資格を持ったガイドが全面サポートしてくれますので、安心してツアーに参加できます。

マングローブ林が自然のバリアとなっているため、風雨の影響をほとんど受けず、川の流れも大変穏やかとなっています。
ツアーの中には、ガイドが防水カメラで参加者の写真を撮影し、データを無料でプレゼントしてくれるツアーがあるのも嬉しいポイントです。
秘境マングローブSUPツアーも人気が高いツアーですので、興味のある人はぜひ参加してみることをおすすめします。
SUP(サップ)はStand Up Paddle(スタンドアップ・パドル)の略で、爽快感を味わいながらマングローブ林を満喫できるのが大きな特徴です。