素朴な鳩間島を自転車でのんびり周遊しよう

鳩間島(はとまじま)を自転車で一周する

2005年のドラマで有名になった鳩間島(はとまじま)は周囲が3,9キロメートルしかない小さな島です。
徒歩でも1~2時間で一周できるという面積の狭さ、は八重山(やえやま)諸島では一番小さな有人島になります。
そこには、人が造った観光スポットではない自然そのものがアトラクションです。
鳩間ブルーともいわれる瑠璃色の海や自然の笑顔で日々を暮らす人々の様子などをレンタル自転車で島を回りながら、感じてみましょう。

サイクリングの注意ですが、小さな島だからこそあるでこぼこ道の運転に注意を払うようにした方が良いです。
また、一周できる路地や島にある数々の小道は野草がうっそうとしているオフロードなので、楽しみながらも転倒に気を付けましょう。
出発となったら、集落からほんの数分にある島一番の見所の丘陵部「鳩間中森(ハトマナカモリ)」をご覧ください。

見どころは豊かな自然

このサイクリングの見どころは豊かな自然を満喫できるところです。
まずは、高さ16mの純白の「鳩間島灯台」が見えるでしょう。
この灯台は島のシンボルなのです。

復元された石造りの「物見台」は緑でいっぱいの鳩間島をパノラマで一望できますので、ぜひとも行ってみたいものでしょう。
そこで見る自然の美しさは目を見張るものがありますので、じっくりと御覧になるとよいのではないでしょうか。
ただし、入口付近にある「友利御嶽(トモリウタキ)」は、神聖な拝所なので、無断での立入りは厳禁です。

また、西岸に広がる「屋良浜(ヤラハマ)」も素敵です。
集落から時計回りで行くとなると、最初にここに立ち寄ることになります。
ここはガジュマルの木陰が優しいひとときを過ごさせてくれるでしょう。

「夫婦岩」も見ておきましょう。
屋良浜から、北にいったところの右側にあります。
この岩は、昔、この辺りに仲の良い夫婦が住んでいたという話から夫婦岩と名付けられたそうです。
2つ大きな石でヤブの中にあるので、分かりにくいかもしれませんが、探すのも楽しいものなので、看板を目印に探してみてください。

そして、北岸の西側にひっそりとあるような「立原浜(タチバルハマ)」も立ち寄るとよいです。
この海辺は干潮になると、リーフ近くにタイドプールという潮溜まりができます。
でこぼことしたサンゴ礁が特徴的なので写真に撮るのもおすすめです。
但し、満潮時は注意した方がよいでしょう。
アウトリーフの方から波や潮が入り込むかもしれません。

東海岸は北岸からなだらかに続きます。
東海岸には「外若浜(フカバカハマ)」がありますし、南に下った島の東端には「船原浜(フナバルハマ)」があります。
どちらも北部の浜辺と同じように広くありませんが、訪れる人ほとんどいませんので、ちょっとしたプライベートビーチ感覚を味わえます。

途中で、至るところにいる山羊と遊んだりしてもかかったのは約1時間でした。
このようにして、島を自転車で一周して、元の場所に戻るというのも楽しいものです。