人魚伝説が残る下地島の通り池でするダイビングの魅力

ダイビングに最適な海

人魚伝説が今も伝わるダイビングに最高の島・・下地島

宮古島と伊良部大橋でつながった下地島は空港も開港する予定で一気にリゾートの島として人気が高まっている島です。
外洋から通り池にダイビングできるこのスポットは、ダイバーたちのあこがれの場所といわれています。
伊良部大橋をドライブする気持ちよさ、また絶景スポットも多数あり下地島に旅行というのも素敵です。

この島、実は人魚伝説が今に伝わっている島で、奇跡の地形をもっています。
ダイビングする人が憧れるというこの島の魅力とは何か、理解してから訪れるとまた魅力を強く感じられるはずです。

ダイビング人気スポット通り池に行こう

伊良部大橋は海の上を飛んでいるかのように感じる橋です。
蒼井海の上に曲線を描きながら作られている橋を渡る時にも周囲が全部海という体験ができます。
ダイビングスポットとなる通り池は、レンタカーを借りて伊良部大橋を渡っていく方がいいでしょう。

駐車場に車を止めて歩いていくと琉球石灰岩が広がるエリアに出ます。
その遊歩道の両側に現れるのが通り池、高い岸壁に囲まれるように存在する神秘的な通り池は、少し怖さも感じさせるほど美しい姿を見せてくれるのです。
岸壁の両側、二つの池は地下でつながり、海側にある池は外洋と繋がっているという珍しい池となっています。

ここにある伝説、ユナイタマ(人魚)伝説は漁師につかまった人魚を助けるため、海の王が津波を起こし、そのあとが通り池となったというもの、この通り池をみると本当に海の王が存在し、津波を起こしたのではないかと思えるのです。
神秘的すぎるこの場所をダイバーたちが夢に見ているというのも納得できます。

通り池には外洋から入る必要がある

通り池は高い岸壁となっているため、陸地からダイビングするのは無理、外洋に出て海から入ることになります。
ボートで伊良部大橋をくぐる時の景色も海の色が美しく最高です。
下地島の南に出てポイントに向かい、水深が深く断崖絶壁となっているポイントに到着します。

海の中に入っていくと深い青の世界が広がり、陸上とは全くの別世界です。
垂直の壁になっているドロップオフに沿って進み25mほど行くと通り池の入り口が見えてきます。
巨大な洞窟が見えてくるとそれが入口、エアの減圧症リスクを抑えるためと消費を抑えるために洞窟上部にそって進み、50mほど先に明かりが見えてくる、そこが通り池です。

ここで中に進んでいくと気が付くのが海の色がチェンジしていく様子・・・信じられないくらいに神秘的で、何ともいえない感覚があります。
ブルーから次第にグリーンに変わっていくのは汽水域になるからで、青と緑のグラデーションがこれほど溶け込む様子はここでしか見られない光景でしょう。

通り池のダイビングは海のダイビングとは全く違う経験です。
ダイバーたちが憧れるというのも納得できる神秘性をもっています。
ほんとにひょっこり人魚がでてくるかもしれないと思うくらいに美しく幻想的、まさにこの世のものと思えないくらいに美しいのです。

下地島でダイビングをするならダイバーショップなどに予約が必要となります。
2日前くらいに予約必要という所も多いので、必ず予約しておくことがおススメです。
通り池は沖縄県宮古島市伊良部字佐和田にあります。