久米島の光の無い世界で生き物の美しさに出会う

久米島でゆっくりしよう

久米島は那覇空港から飛行機に30分乗ると久米島に着きます。
ここは、心身ともにゆっくりできる場所なので、普段仕事などで疲れている人におすすめです。

ここ久米島には心の癒しになる自然がたくさんあります。
たとえば「ハテの浜」が久米島の絶景といわれていますので、行ってみる価値があるでしょう。
砂浜だけがあるという不思議な島で、有名な観光スポットです。
送迎船で20分なのでアクセスも良く、一度は行ってみたかったという人を満足させます。

実際に見ると期待以上の絶景ではないでしょうか。
エメラルドブルーの海と白一面の砂浜はインスタ映え間違いなしです。

「久米島ホタル館」に行ってみよう

実は、久米島は生物の宝庫なのです。
そんな生物との素敵な体験をするために「久米島ホタル館」にいってみましょう。
このホタル館は自然体験プログラムが多いことで有名です。
主なプログラムは昼ですが、ナイトツアーも実施しています。

ホタル館の入口には、素敵なステンドグラスがあります。
そのモチーフは久米島の動物たちなので、興味深いものです。
島内でボランティア活動中にデザイナーの飯出佐恵氏の制作ですが、元々は島内で自然体験や保護活動を体験した子供達たちのデザインでした。
そういったデザインを、うまくステンドグラスにとり入れているのが素晴らしいところです。

久米島の魅力の一つはたくさんの生き物がいるところでしょう。
中でも珍しいのは久米島にしか生息しないクメジマボタルやキクザトサワヘビなどです。
とりわけ、クメジマホタルは沖縄県の指定天然記念物になっています。

そういった生物は1500万年前の地殻変動があって、大陸が分かれたときに島のみに奇跡的に生き残りました。
そのような生物を遺存固有種といいます。

ミステリーナイトウォッチング

ホタル館のミステリーナイトウォッチングをご紹介します。
このプログラムはホタル館近くにある浦地川を見たり、遊歩道を歩いたりしてそこにいる生物の営みを観察するといったものです。
よく聞く暗い山道を、度胸試しにように歩くものとはちがいます。
気軽に参加出来ますし、生物のことはよくわからないという人でも大丈夫です。

ここで気を付けるのはスマホの光です。
ホタルなど夜行性の生物は、懐中電灯やスマホなどの光があると眩しいと逃げてしまいます。
観察のためには消灯しないといけません。

真っ暗の光のない世界などは初めてと思う人は多いでしょう。
でも、月明かりだけで歩くと、五感が研ぎすまされていくので良い経験になります。
普段の生活でほとんど使わない感覚を使わないと、暗闇の中で怖い思いをしてしまうのです。
進んでいく中で、草木や川のにおいを感じられまし、静寂の中でしか聞こえないようなオキナワアオガエルや虫の鳴き声が心に染み渡ります。

ライトなしのまま行くと、ホタルの光を目の前に見ることができます。
ホタルのもたらす光の軌跡はとても幻想的で美しいものです。
見つけるとものすごい感動を覚えますので、皆様も体験してみてください。