トライアスロンが開催される宮古島でサイクリング

離島・宮古島はこんなところ

宮古島は、宮古列島を形成する島の一つで、周囲は約133.5km・総面積は158.93kmとされています。
宮古近隣諸島には、池間島・大神島・伊良部島・下地島・来間島があり、大神島との間に定期航路便が運航されている以外、ほかの島とはそれぞれ橋によって陸路でつながっています。

実は宮古島には、主だった川はありませんが、石灰岩からなる台地の島ということもあり、豊富な地下水による福里ダムや砂川ダムの建設により、水に困ることはほとんどありません。
また島の北側には、面積の1/10にも及ぶ日本最大級のサンゴ礁群が広がっており、重要な観光資源であるとともに、漁場やダイビングのスポットとなっています。

こんなにハードなトライアスロン

最近ようやく、世界的にもメジャーになってきたトライアスロンですが、国内の主要大会の一つである全日本トライアスロン大会が、ここ宮古島で毎年行われていることを存じでしょうか。
トライアスロンは、水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を連続して行う、非常にハードなスポーツです。

オリンピックの種目にもなっており、世界大会は各国で開催され、日本国内でもジャパンカップやロング・ディスタンス、アイアンマンなどの大会が行われており、競技人口も年々増え続けています。
トライアスロンがハードなのは、ほとんどの種目で連続10時間以上もかけて競技が争われることにあります。

自転車で宮古島一周はどのくらいかかる

宮古島の周囲は、冒頭で説明したように約133.5kmですが、実際に自転車で走行する場合、舗装した道を通行することになりますので、島の外周とは異なってきます。2020年度は、コロナの影響を受けて、残念ながら開催は中止されましたが、毎年のように宮古島トライアスロン大会が行われているのは前項で説明した通りです。

この宮古島トライアスロン大会を参考にすると、バイク一周コースで約152kmということになります。ただし、来間島までの来間大橋の往復、入り組んだ道などもありますので、参考程度に理解しておくとよいでしょう。素人がサイクリング程度の速さで回るなら、8時間程度はかかるとみておく必要があるでしょう。

おすすめのサイクリングコース

宮古島一周が、どのくらいあるのか説明したところで、せっかくの宮古島、ゆっくりと島の景色を眺めながら、サイクリングしてみるのも思い出として残すいいきっかけです。
そこで、島内一周とは別に、豊かな自然に恵まれ、アクティビティを楽しむのに最適なコースをご提案しましょう。
コースは、伊良部島と下地島を巡る、約30kmのサイクリングコースです。

伊良部島と下地島には、2015年に開通した伊良部大橋があります。
島の中央は船舶が通れるようアーチ状になっており、左右から眺める海の景色はドライブコースとしても人気です。
道が広がっている場所が2カ所あり、橋の上から絶景を眺めたいときにオススメの眺望ポイントです。