気軽に行ける伊江島で「伊江島牛」を味わう

幻の牛「伊江島牛」のサーロインステーキ

沖縄にある離島の中で一番気軽に行かれるのは伊江島です。
沖縄本島北部の本部港からフェリーに乗ると約30分で着きます。
船に揺られていい気持ちで居眠りをしているとすぐについてしまうといった感じです。

しかし、ついてみると辺りの空気の違いにびっくりする人は多いでしょう。
そこは、島特有のゆったりとした島時間が流れる空間になっています。

そんな伊江島のご当地グルメというと、幻の牛とも言われる「伊江島牛」です。
今回は「YYYCLUBイエリゾート」のメインダイニング PARADISE(パラダイス)の伊江島牛サーロインステーキをご紹介しましょう。

ステーキを口にするとまず感じるのは口溶けの良さです。
まるでとろけるように柔らかく、噛むごとに甘味のある肉汁がギュッとでてきます。
それに、霜降り肉だというのにしつこいと思えるような脂っぽさがありません。
何だかいくらでも食べられるような気持ちになってしまいます。

このステーキは幻といわれる伊江島牛なので、ランチでもそんなに安いお値段では食べられないのですが、このおいしさであれば、それなりの価格になるというのがよくわかります。
また来たいと思えるようなおいしさでした。

ここで、伊江島牛をご紹介します。
伊江島牛は、伊江島の豊かな自然の中で一生懸命育てられてきた和牛です。
エサはミネラルの詰まった牧草やさとうきびで、広い牧場で育てられているのでストレスはないでしょう。
そんな牛は、質の良い肉牛に育つのです。

さらに「幻の牛」としていわれるには、それなりの理由があります。
それは伊江島牛のほとんどが、松坂牛や神戸牛などの有名なブランド牛の繁殖牛になるために出荷されてしまうからです。
このように、世界的にも有名なブランド牛の繁殖牛になるのは、その価値を十分に認められているということではないでしょうか。

おすすめの周辺スポットは「ニャティヤ洞」

ニャティヤ洞は、戦時中に島民たちが防空壕として利用していた場所です。
そこは、千人洞といわれたように、多くの人を収容した広い洞窟で、海の波の音のみが響く静寂な空間になります。

岩場からは、ほんのりとした陽光が漏れて、辺りを優しく照らしてくれるのです。
そんな陽光は不思議な神々しさを感じさせます。
奥へ奥へと行くと海が見える窓のようになっているハート型のような大きな穴があるので、覗いてみましょう。

そして、洞窟の真ん中にあたる部分には霊石「ビジル石」があります。
女性が持ち上げると子宝に恵まれるというので、興味のある人は持ってみるとよいです。
また、妊娠中の女性が持ち上げて軽いと思ったら女の子、重いと思ったら男の子という迷信もあります。
何となくパワーをもらえそうな場所です。