サーターアンダギーといえば「さよこの店」

さよこの店のメニュー

“サーターアンダギー”といえば、沖縄の名物料理として有名です。
「オキナワン・ドーナツ」とも呼ばれているサーターアンダギーは、小麦粉とたまご、黒糖を使用した揚げ菓子のことで、「サーター」は砂糖、「アンダ」は油、「アギ」は首里方言で揚げるという意味です。
サーターアンダギーは家庭でも簡単に作ることができるとはいえ、評判のお店で揚げたてを買って食べる楽しみはまた格別です。

数あるサーターアンダギーのお店の中でも特に人気が高く、いつも行列が絶えない人気店として有名なのが「さよこの店」です。
多い時は1日に1000個も売れるさよこの店のサーターアンダギーには、7種類の基本メニューが用意されています。
プレーンの他にニガナ、ヨモギ、カボチャ、シナモン、黒糖、紅芋と並んで、赤い色が美しいドラゴンフルーツはごくたまに店頭に登場します。
お値段はそれぞれ80円で、プレーンは10:00頃、紅芋は11:00頃というように、出来上がる時間帯がずらしてあるのでお目当てのサーターアンダギーが揚げたての時間にお店に行くのがおすすめです。

さよこの店へのアクセス

さよこの店は石垣市字登野城にあり、石垣港離島ターミナルからは歩いて約10分の場所にあります。
宮良殿地通りに面していて、有名な観光地「宮良殿地(みやらどぅんち、めーらどうぬじい)」からも歩いてわずか3分の便利なロケーションです。
琉球王国時代の邸宅で、国の重要文化財にも指定されている宮良殿地の観光がてら、帰りはさよこの店に立ち寄るのも楽しいものです。

営業時間は10:00〜14:00までですが、売り切れになってしまうこともあるので、早めに到着したほうがいいと思います。
なお、購入できる数は、1人20個までと限定されています。

さよこの店のおすすめポイント

オーナーである東恩納さよ子さんは、お姉さん、そして娘さんと一緒にお店を切り盛りしています。
ボソボソとした食感で昔はサーターアンダギーがあまり好きではなかったというさよ子さんは、ある日自分でサーターアンダギーを作ってみて、そのおいしさに感動します。
そのことがきっかけとなってオープンしたさよこの店のサーターアンダギーは、普通のレシピよりも1.6倍ぐらい卵が多く入っているのが特徴です。
卵がふんだんに使われていることによって、中はしっとり、外側はかりっとした食感が得られます。

揚げ油には大豆油が使われていて、タネは機械は使用せずに、すべて手でこねて手絞りにしているなど、随所にさよこの店ならではのこだわりが見られます。
油も使い回さず常に新鮮なものを使っているので、揚げたてはもちろんのこと、時間が経ってからも美味しく食べられるのが特徴です。