伊計島で黄金芋を食べるなら「黄金茶屋」がおすすめ

芋と畑

芋作りが盛んな沖縄、中でも伊計島の黄金芋に注目

沖縄はその土壌の特徴もあり、昔から芋作りが盛んに行われてきました。
読谷村の紅イモ、うるま市伊計島の黄金芋、島々で色々な芋が作られています。
その中でも注目されるのが、うるま市伊計島の黄金芋(おうごんいも・くがにいも)です。
この芋は歴史が新しく、20年ほど前から栽培が始まった芋です。
伊計島では今この黄金芋作りに力を入れています。

沖縄本島中腹の勝連半島、そこから延びる美しい海中道路を走ると30分弱で伊計島に到着します。
紺碧の海が怖いくらいに美しく、観光客にも人気能古島は美しい星空を見ることができるスポットとしても人気が高いのです。
気軽に車で移動できる離島として今注目の島となっています。

伊計島で作られている黄金芋

伊計島の事項は300人余り、主に作られているのがサトウキビ、葉タバコ、それに黄金芋です。
20年ほど前、茨城県から黄金芋の苗をたった3つほど譲る受け、沖縄県内の3カ所で植えてみることになりました。
その結果、伊計島の土壌が最も黄金芋作りに適している事がわかり、伊計島での栽培が始まったのです。

お芋の皮は赤茶色、生のまま切ってみると橙色、でも火を通してみると見事な黄金色に染まります。
粘り気と甘みが特徴的で、その甘みもとても上品です。
そのため、そのまま蒸かして食べたりすることはもちろん、ポタージュ、炒め物など、食卓に上がるメニューも得意な芋といわれています。

スイーツにも活用でき、12月から2月くらいまでいつでも植え付けができるという事で、1年中収穫できる食材となっているのです。
このおいしい芋を多くの人に知ってもらいたいと、黄金芋の加工食品などを積極的に作っています。
その加工食品を作り販売しているのが黄金茶屋です。

夫婦で伊計島に移住、そこで出会った黄金芋

2012年、仕事を退職された村田さんは奥様と一緒に奥様の実家があるうるま市に移住を決意、島にやってきました。
ずっと夢見てきた農業に希望たっぷりのご夫婦でしたが、無農薬、無化学肥料栽培のため、宿敵の芋ゾウムシとの闘いとなり、毎日翻弄されていたといいます。
干ばつ被害もあり、なかなか商売にならない状態ですが、皮をむけばそのまま食べられる芋を何とかできないのかと商品開発をしようと思ったのです。

2014年、世界遺産勝連城跡の麓に作ることができたのが黄金茶屋、そこで誕生したのがこがねチャンまんじゅーという黄金芋のおいしいおまんじゅうでした。
今では地元の人にも愛されているこのおまんじゅうは、優しい甘さとふんわりした生地が特徴的、口に入れると思わず笑顔になるような味です。

ここでは焼き芋を数量限定で販売、こちらも焼き芋独特のいい香りが店中に広がり、人気商品となっています。
黄金コロッケは関西から取り寄せているという米油を利用して作っているので、あっさり脂っこくないのが特徴、これもまた人気がある商品です。

黄金茶屋は金、土日のみ営業しています。
村田さんは農家なので普段は農業をされているため、茶屋の営業は限られるのです。
営業時間は14時から19時、伊計島の黄金芋関連商品を購入、また食べることができるお店となっています。