宮古島「じんく屋」の「カツめし」は好きものをいっぺんに食べられる幸せ!

宮古島と伊良部島

海と空が同じくらいに青くきらめいて、風が吹いてざわざわとゆれるサトウキビ畑がある宮古島と伊良部島は、2015年の伊良部大橋の開通でいっそう近くなりました。
東洋一の美しさといってもいいほどの美しい海にかかった橋のおかげで、宮古空港から伊良部島までは車で約15分~20分という近さです。
今回はそんな二つの島にあるグルメなお店やローカルなお店にスポットを当ててみましょう。
興味のある方、この二つの島に旅行を計画している方は、参考になさってください。

カツめしは島の人に大人気

宮古島に到着したら、お腹を満たすために行きたいのは、まずは島の中心街の平良(ひらら)の市場通りの食堂のじんく屋でしょう。
じんく屋は宮古そばを始めとした定食メニューがたくさんある食堂ですが、その中で島の人たちから支持を集めているのは「カツめし」というメニューです。

どのようなメニューなのかといいますと、その名の通りにご飯の上に大きなトンカツが堂々とのっている一皿メニューで、ボリュームいっぱいのガッツリ系です。
下のご飯が白飯でなくチャーハンであること、そしてカツにはソースがたっぷりとかかり、それに宮古そばも付いているのですから、この上ないボリュームではないでしょうか。
余り見ないマッチングですが、ほどよいコクのあるチャーハンと揚げたてさっくりのトンカツがベストマッチでおいしいのです。

チャーハンとトンカツという好きなものをいっぺんガッツリ食べられるので、お得と思う人も多いでしょう。
男性に人気と思われるこのメニューですが、意外や意外で、女性のオーダーも多いとのことです

実は、じんく屋さんのルーツは製麺所です。
食堂はそののちに始めたもので、じわじわと人気がでました。
現在も久松製麺所を家族で営んでいますので、おそばのメニューでは自家製麺を使用できるのです。
平麺はもっちりしていて、カツオと豚骨を合わせたベースのスープが優しいおいしさのハーモニーを生みだしています。

「なかゆくい商店」は子供からおじいおばあが通う店

伊良部島では、昭和レトロのお店「なかゆくい商店」をご紹介しましょう。
昭和の時代は、こんな商店がどこの町にもあったなと思わせるような昔懐かしい雰囲気です。

ここは島の子どもたちから、おじぃおばぁにも大人気の天ぷらとかき氷のお店です。
実は沖縄で天ぷらと呼ぶメニューは本土のそれとは少々違います。
言い換えれば、フリッターのようなもので食事のメニューというよりはおやつのメニューの定番です。

なかゆくい商店にあるのは、伊良部島で獲れたカツオを使った天ぷらの他に、地元の野菜のかき揚げです。
そして、紅芋のサーターアンダギー「紅芋ぱんびん」といった本格的な沖縄のご当地グルメもいただけます。
ドライブのお供に最適でしょう。