美しいビーチを堪能できる野甫島でつくられた「野甫の塩」

野甫島へ行ってみよう

野甫島へは沖縄本島今帰仁村(なきじんそん)の運天(うんてん)港から「フェリーいへやIII」に乗ります。
乗ってから約80分かかって伊平屋島に着き、車またはコミュニティバスで約15分です。
フェリーで伊平屋島近づいてくると、海がいっそう青く感じるのが不思議なところでしょう。

バスが到着する野甫大橋はエメラルドグリーンの海が見える全長320メートルの橋です。
その橋は曲線がとてもきれいなので、インスタ映えするかもしれません。
時と場合のよっては、橋の上からウミガメを見ることもできるのです。

野甫の展望台とビーチ

まずは、島の北東部にある野甫の展望台に行くのもおすすめです。
行きに渡った野甫大橋も見えますし、集落や降りてきた伊平屋島も見えます。
海の色が自然で美しいエメラルドグリーンなのも目の保養になるような美しさでしょう。
この景色を見ると、野甫島の良さを感じます。

野甫ビーチにも行きましょう。
真っ白なここの砂浜は有名ですし、見ておくべきです。
特に潮が引いていれば、波打ち際を歩くのも楽しいのではないでしょうか。
行ったり来たりする波を見ているだけでも心が洗われるでしょう。

世界塩の探検館ソルトクルーズ

世界塩の探検館ソルトクルーズには、塩に人生をかけているという職人さんがいます。
その職人さんは世界中から集めてきた塩や塩をつくるための資料をここに展示しているのです。

日本によくあるのは白い塩ですが、世界の塩はいろいろな色があります。
ピンクもありますし、薄紫も黄色味のあるものや真っ黒なものだってあるのです。
さらに、一粒の大きさも違うし、形も違います。

そして、輝き方も全然違うのです。
かなりディープな世界観ではないでしょうか。

ここの職人さんのこだわりの塩は火入れをしないのです。
そして、太陽と風という自然の力のみを使って結晶をつくります。
さらに、毎日7時間以上かけて手でもむのですから、大変な作業でしょう。
この塩造りの作業は、かなり丹精込めての作業に違いありません。

職人さんは手にマメをいくつもつくってしまいます。
それでも、20年かけてやっと身震いするほどに素晴らしい塩ができるようになったと語る職人さんです。
大変な作業でも、良い塩のためならば、苦にならないのでしょう。
すばらしいものができれば、疲れなどはすぐに飛んで行ってしまうそうです。

この野甫島の塩は全国各地にたくさんのファンがいます。
三ツ星レストランでも使われているというほどですから、その価値は十分に認められているのです。
職人さんはそれでも、常に上を目指すと頑張っていらっしゃいます。

この塩は「塩夢寿美(えんむすび)」といい、世界塩の探検館ソルトクルーズの直売店か通信販売で買えます。
コクがあってマイルドな塩は優しい味です。
おにぎりにも良いですし、魚の塩焼きにも合います。

その他に香味が個性的な島こしょうピパーツが入っている「ピパーズ塩」や独自のスパイス入りの「カレー塩」、沖縄産シークヮーサーと島青唐辛子をブレンドさせた「爽快ピリ辛ブレンド」もおいしいです。
お土産にいかがでしょうか。