石垣島の台所「石垣市公設市場」

石垣島公設市場とはどんなとこ?

石垣市の市街地にある石垣島公設市場は、石垣島の特産品の販売と郷土料理を堪能できる食堂を兼ねた、3階建ての大きな市場です。
地元の人にとっては台所のような場所ですが、観光に来た人にとっては見たことのない食材を見るけることができたり、おいしい現地の食事を楽しむことができたりする人気の観光スポットとなっています。

石垣島公設市場の始まりは1899年(明治32年)です。
現在の八重山郵便局の南側で魚などを売り始めたことがきっかけでした。
その後、1904年(明治37年)に現在の石垣島公設市場の場所に移り、地域の人々の生活を長い間支え続けています。
現在はユーグレナモールというアーケードモールの中にあり、活気あふれる元気な掛け声を聞くことができる場所です。

フロアごとに特徴がある市場

路面と半地下のフロアでは新鮮なフルーツや鮮魚、精肉の販売をしています。
2階では石垣市特産品販売センターがあるので、おみやげ選びにもぴったりでしょう。
3階には石垣島の家庭料理が味わえる食堂があります。
地元の人だけでなく、観光客も楽しむことができる市場です。

ここでしか買えないおすすめの商品

石垣島公設市場に行ったら、まず注目したいのが路面販売ゾーンです。
公設市場の中でもひときわ目立つ場所でもあります。
路面ではドラゴンフルーツやスターフルーツ、パイナップルなど南国フルーツがカットされた状態で販売されています。

普段見慣れないフルーツもカットされているので、すぐに食べられるのが嬉しいポイントです。
見た目も華やかで、甘くておいしいフルーツはぜひ試してみてください。

石垣島のきれいな海で育った海鮮も見ごたえがあります。
半地下にある鮮魚店では、本州では見たことのないカラフルなお魚がたくさん並んでいます。
海藻も立派なものが多く食べ応えも抜群です。

2階にある石垣市特産品販売センターでは、新食感を楽しめる生ちんすこうが購入できます。
おみやげとしても人気の従来のちんすこうと使用している材料は同じですが、独自の配合によってとろけるような生食感を生み出した、大人気の商品です。
食べ慣れたちんすこうとはまた一味違った、しっとりとした生ちんすこうも試してみたいものでしょう。

伝統工芸品の品揃えも豊富です。
八重山地方に伝わる織物「八重山ミンサー」は五つと四つの織り模様から編み出されているので「いつ(五)の世(四)までも末永く」という意味の込められています。

石垣島のお祭りやお店の壁に飾ってあるお面も買うことができます。
オホホ面とミルク様という二人のお面は、きちんと意味を持ったものです。
オホホ面は八重山に訪れた異国人のことで「おほほ」しか言わないひょうきん者と言われています。
ミルク様は五穀豊穣をもたらす神様として信仰された存在です。

郷土料理を堪能できる「いちば食堂」

石垣島公設市場で石垣島の食材やおみやげ選びを楽しんだら、3階にある「いちば食堂」で郷土料理を楽しみましょう。
市場で買った新鮮な食材をその場で食べたいときには、持ち込み料理も可能です。
現地の人も食べにくる郷土料理を楽しむことができます。