沖縄本島から車ですぐ行ける奥武島の天ぷら

離島・奥武島はこんなところ

沖縄には、奥武島と称する小島が4カ所存在し、沖縄本島の那覇市には、奥武山公園という場所があります。
今回ご紹介するのは、そんな奥武島の一つ、沖縄県南城市の南部に位置する奥武島となります。
沖縄県南城市奥武島は、同市の最南部に位置する小高い丘上の島で、総面積は0.23km2ほどしかありません。

本島とは橋で結ばれており、ドライブコースとして島内からは、南部戦跡や知念半島を見ることができます。
島の周辺は穏やかな海で、島の西側はスキューバダイビングスポットとして、初心者や講習者も多く訪れる場所です。

奥武島について

冒頭で説明したように、沖縄には沖縄県南城市の奥武島以外にも、三つの奥武島が存在しています。
これら奥武島の共通点は、かつて死者を弔った島であるということです。
名前の由来は、かつての沖縄では、こうした島の洞窟へと安置する葬送の習慣がありました。

遺体を安置する際、洞窟の中が黄色い色に満たされたといった由来から、青(オウ)の島と呼ばれるようになり、奥武島(おうじま)と変化して行ったとされています。
ちなみに青の島ですが、沖縄では黄色のことを青と呼ぶことがあったそうです。いずれの島も現在は、橋や海中道路でつながっています。

沖縄の天ぷらとは

海外の方に、おすすめの美味しい日本料理を紹介する際、すき焼きとともに必ず上位に挙がってくるのが天ぷらといえます。
しかし関西では、揚げかまぼこのことを、天ぷらというのが一般的で、少し紛らわしさを感じます。
沖縄では、こうした揚げかまぼこのことを「チキアギ」と呼んでいます。

これが鹿児島へと伝わり、つけ揚げと呼ばれているのも何やら興味深さを感じます。また、関東ではさつまあげと呼ばれています。
沖縄の天ぷらとは、具材に小麦粉の衣をつけて揚げるものを指していいます。日本料理の天ぷらと異なる点は、衣に味付けがされているというところです。
また、モズク入りの天ぷら、またはかき揚げといった種類もあります。

奥武島にある天ぷら屋

沖縄にも、天ぷらが売られていますが、やはり味がついたものです。ウインナやモズクなど、様々なものが食材として利用され、食べ方もそのまま食べたり、ウスターソースにつけて食べることが多いようです。ここ沖縄県南城市奥武島にも、ぜひ訪れてほしい天ぷら屋があります。お店ごとに、メニュー・衣・味に違いがありますので、食べ比べをしてみるのも一興でしょう。

・中本鮮魚てんぷら店
行列のできるお店で、沖縄ならではの食材を使った天ぷらが好評。
・大城てんぷら店注文書にオーダーを書いたらお会計、番号札をもらって待つのがこの店のスタイル、モズク入りのてんぷらがお勧めです。
・テルちゃん いまいゆ市場
他では味わえない絶品天ぷらが目白押しの名店。