伊江島で伊江牛を堪能

たった30分で行ける離島・伊江島

沖縄本土国頭郡本部町、本部港からフェリーでわずか30分の場所にある伊江島は、魅力あふれる観光スポットも多い場所です。
島の面積は、22.77 km²ほどの小さな島ですが、代表的な観光スポットとして、世界でここでしかない特殊な岩盤で構成された伊江島タッチューは、どなたでも簡単に登ることができます。

また拝所として知られるニャティヤ洞・ゴヘズ洞穴・ミンカザントゥなど、歴史を感じさせてくれる名所もあります。
伊江島の特産物としては、地元のサトウキビから作られた黒糖ピーナッツ、ラム酒の一種イエラムサンタマリアなどがお土産として最適です。
そして忘れてはならないのが、伊江牛の存在と言えるでしょう。

伊江牛とはどんな牛 ?

伊江牛とは、伊江島で飼育されている国産黒毛和牛種のことです。黒毛和牛といえば、日本を代表するようなお肉、高級ブランドとして名高い世界的にもかなり有名です。
少し以外かもしれませんが、こうした松坂牛や神戸牛は、伊江島で生まれた多くの黒毛の子牛たちが、そうした各地へと出荷されているのです。

もともと日本では、牛は主に役牛として扱われていましたが、その後食用として交配により、日本特有の黒毛和牛種が生み出されました。
黒毛和種の大半の80%は、兵庫県で生まれた田尻号の子孫とされ、霜降り肉が再譲渡されています。
伊江牛はストレスのない環境と、ミネラルの多い牧草を食べていることもあり、上質な赤みが魅力とされています。

伊江牛が食べられるお店その1

伊江牛若狭直営店直営店とあって、メニューの豊富さは群を抜いています。貴重なシャトーブリアンを始め、ロース肉やサガリ肉・伊江牛のハンバーやメンチカツと、伊江牛の美味しさを満喫できるお店です。

特にお薦めしたいのは、比較的リーズナブルな料金で食べられる伊江牛串カツ、あぶり寿司・テールスープなどで、タンステーキなどもあり、琉球郷土料理として知られるヤギ汁などもご賞味いただけます。

・アクセス:ゆいレール 美栄橋駅から徒歩13分
・住所:〒900-0031 沖縄県那覇市若狭2-4-22-101
・駐車場:ナシ
・お問い合わせ:050-3463-9763
・定休日:日曜日

伊江牛の厳しい現状

前項で説明した通り、優良な黒毛和牛種の子牛生産地として、全国の肉業者の間でも話題となっています。
正月の初セリでは、最高価格を更新したように、伊江牛の将来はかなり明るいように感じます。
それも、沖縄の自然が味方しており、年中温暖な気候と降り注ぐ太陽、海風が運んでくれるミネラル分の多い青草が、年中食べられる環境は子牛にたちにとってこれ以上のない環境です。

健康で丈夫に育ち、これが肉質の良い牛の基礎となっています。
しかし、子牛を育てるのに適した環境であっても、肥育にはコスト的にも不利な状況が続いています。